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満弁の笑顔
ばんは

珍しく遠出していた

疲れた

電車の中は苦痛だった

・・・

数日前だった

友人「ぬこちゃん~店出すんや~そのうち見に来て~」

ぬ「うん・・」

友人「相変わらず嫌そうやなぁ~」

ぬ「○ちゃん元気?」

○ちゃんとはこいつの嫁でこいつと共に専門学生時代の同級生だ

なんせ巨乳で可愛いくて人気者だった

友人「相変わらずやでぇ~来てくれるか~生ビール飲みたいだけ飲んでいいから~」

ぬ「うん・・」

数日前の会話だった

私の昔の友人が店をオープンしたのだ

こいつとは腐れ縁で20年前から年に一回は勝手に連絡をくれる

こいつは某旅館で20年働いて去年退社し自分の店を持つとの事だった

20年前から自分の店を持ちたいそれが夢だってずっと言ってた

夢がかなったのか・・私は人の幸せが嫌いで人の不幸が大好きな人間だが例外もある

一つの事に全うして頑張ってる彼の姿はかっこよかった

だから純粋に嬉しかった

・・・

重い腰を上げ出店祝いになけなしの金を包み手土産をもって電車で3時間の道中を行った

・・・

・・・

彼らしい店構えで私の大好物の雰囲気だった

画像で店の雰囲気や料理を伝えたいが丁重に断られたので割愛する

10年ぶりくらいに会う彼は少し老けていたがお互い様だ 

○ちゃんは相変わらず可愛い

昔話をしながら店の中でビールを飲んでいた

慌ただしく仕込みをしている彼を見ながら

人は夢が叶うとこういう顔になるんだなって思っていた

ぬ「忙しいかい~」

彼「暇なし貧乏やで~」

ぬ「ここ良い店やな~家賃いくらよ?」

彼「あ~店舗15万~と駐車場3万やな~」

ぬ「高っ!!」

○ちゃん「この辺はそんなもんやで~これでも安い方よ~」

・・・

年末にオープンしたノスタルジックな気持ちになる雰囲気の店・・

カウンター8席にテーブルが二つ・・座敷が一部屋・・

刺身盛り合わせ・・天ぷら盛り合わせ・・トンカツ・・豚キムチ・・シシャモ・・だし巻き卵・・梅茶漬け

居酒屋の定番メニューが並ぶ

こりゃ・・二人で切り盛りするの大変やなぁ・・

そう思いながら勝手に冷蔵庫から瓶ビールの栓を開けていた

ぬ「腹減ったな~」

大根と鶏肉の煮物が出てきた

旨いがな・・

キチンとした味だ

ぬ「旨いな」

彼「そうか~それ今日の突き出しや~」

私は慌ただしく仕込みをする彼らを見ながら

なぜか・・優しい気持ちになり優しい目で彼らを見守っていた・・○ちゃんを見てた

あ~・・でもなんか○ちゃん若干おばちゃんになったな~・・

でもそれがまたいい・・

・・・

その日は週末でオープンして30分くらいで結構な客が来て私は邪魔にならないよう奥のクッソ狭い物置で寝転がっていた

慌ただしく居酒屋特有の雑音がする・・

暇だな・・散歩でもするか・・

彼「ぬこちゃん~手伝って~」

ぬ「嫌だ」

○ちゃん「ぬこちゃん~今だけ手伝って~♡」

ぬ「了解!!」

私はクッソだるかった そもそも人が嫌いなんだ なんでこんな酒飲みの巣窟みたいな場所で手伝わんといけないのだろうか

ただ酒とただ飯だけ食らって帰るわけにもいかないよな・・

・・

知らぬ間に戦場化してた ああ・・この感じ嫌だなぁ・・

彼「ぬこちゃん、生ビールの樽変えてカウンターに4杯な!その後テーブルかたずけて3人様案内して~」

ぬ「知らんがな(´;ω;`)従業員相手みたいに言うな(´;ω;`)そもそも樽どこにあんねん!」

○ちゃん「そこの裏にある~」

ぬ「了解!」

・・・

慌ただしい・・実に慌ただしい・・

ぬ「はい~生~お待たせしました~」

ぬ「お待ちの3名様~こちらにどうぞ~」

・・なんで僕こんな事してるんだ・・

彼「ぬこちゃん~はよ~こっち来て~中に来て~突き出し3個持ってった後、あんかけ揚げ出し作って~」

ぬ「なんやそれ!無茶言うな!大体あんかけ揚げ出して何や?作ったことないぞ、そもそも味変わるがな」

彼「今フライヤーに入ってる豆腐揚がったらそこの出汁あんかけにするだけや!」

なんだこれ・・

彼「それ終わったら出汁まき2人前焼いた後に茶碗蒸しあげて!味付いてるから!」

ぬ「はい・・」

ひたすら・・味がついてる料理だけを作り続けて4時間位だろうか・・

へとへとだ・・

・・・

・・・

夜中11時くらいだろうか・・暇になってきた

彼「ぬこちゃん~ありがとう~ビール飲んで~」

ぬ「いつもこれ位客来るの?」

彼「週末だけね~」

ぬ「旨いし安いもんな~さすがやな~」

・・・

・・・

その後・・深夜2時近くに店を閉め近くのスーパー銭湯に入りその夜は断ったんだが結果泊めてもらった

二人暮らしのアパートはお世辞にも広くて綺麗とは言えなかったが二人には笑顔が絶えなかった

翌日駅まで見送りに来てくれた二人を見ながら

かっこいいぜ・・本当にかっこいい・・自分の進むべく道に全うに取り組みそれを実現させている・・

彼ら「またきてくれよ~」

ぬ「うん~ありがとう~」

・・・

もう絶対行かん・・そう思いながら電車に乗り込んだ

後ろを振り返ると彼らは満弁の笑顔だった

私もなぜか満弁の笑顔で電車に乗り込んだ

また来ようまた会おう

じゃ
ぬこにメールしてやる
2019y10m17d_184355198.jpg
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(非公開コメント受付不可)

No title
ばんわっす。

とても良い、心が温かくなるお話でした。
ありがとうございます。
僕は店を持ちたいわけではありませんが、
いろいろと、腐らずこれからも頑張っていきます!


久しぶりに躍動感のあるぬこやんを垣間見ました 笑


No title
>ポコ コンバット11様
おはようございます<m(__)m>
お疲れさまっす<m(__)m>
ピーク時の忙しい時間は過ぎたっすか(´;ω;`)
人それぞれやりたい事は様々ですが
一個の事に特化して生きていく姿はかっこいいです。
私も腐らず生きていきたいです。
ありがとうございます!


No title
>兄貴
おはようっす('ω')
兄貴に最後にそう言ってもらったのは数年前田舎の家庭菜園で豆を収穫してる時だと記憶してます(*ノωノ)
しかし・・アングラになればなるほど躍動感が見えにくくなるのが面白いですな・・


ぬこさん おひさ。

元料理人だけに手際よかったんでしょうね。
かっこいいっす


No title
>Taka様
ばんはっすm(__)m
たか様・・めちゃ久しぶりっすm(__)m
2年ぶりくらいっすかぁ、相変わらず命削ってベットしてる姿が想像できますわ(*'ω'*)


プロフィール
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心得


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