2018/04
≪03  1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30   05≫
最新記事
月別アーカイブ
リンク
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
ギャンブル
488位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
13位
アクセスランキングを見る>>
🐈
カウンター
私は退院することができた

まだ万全とは言えないがすぐ追い出されてしまう

こんな状態で退院させていいのだろうか

でも私は

”痛がりや”

なのでそう思うだけかもしれない

私は看護師様と隣のベットの方に挨拶をして病院を出た

思った以上に体は軽かった

外に出ると変な感覚になった

歩道をかみしめるように歩いた

歩くとまだ少し患部に違和感があった

いい天気だった

太陽がまぶしくて

全身に太陽の光を取り込むように伸びをした

普段うっとおしい車の排気ガスの香りが妙に心地よかった

幸せだと感じた

地に足を付けて歩ける事がいかに幸せかをかみしめた

ゆっくりゆっくり慎重に歩いた

電車で帰る予定だった

コンビニが目に入った

・・・

・・・

ビール飲みたい・・

退院した直後すぐビールに手が伸びた・・

2016y03m03d_123321642.jpg

・・・

私は煙草を吸いながらビールを一気に飲んだ

2016y03m03d_123338147.jpg

そして思い返していた



・・・
・・・
・・・



入院最初は本当に本当に嫌で怖かった

腹を切る恐怖、他人と一緒の部屋にずっと寝ることのストレス・・

でも・・

貞子ハウス同様

どんなところでも慣れればそこそこ寝れるもんだ

2016y03m03d_123624190.jpg

最初は怖くて何も考えられる余裕がなかった

無事終わり三日後からはベットしていた

日中ベットはしにくいので

本を読んでは寝て

ラジオ聞いては寝て

ぼぉ~

として

でも体調の回復とともに思考回路が元に戻ってき

最低な現状を考える時間が増えた

耐えがたい時間だった

身動きが取れない不安、お金がない不安

まさにがんじがらめ

2016y03m03d_123842644.jpg

日中は苦痛で仕方なかった

それをまぎらわすために

看護師様くるたび

私はお風呂に入りたいお風呂に入りたい

としつこいくらいお願いして

たこ焼き食べたいたこ焼き食べたい

としつこいくらい言った

呆れた看護師様は普通より早い段階でシャワーの許可をくれた

でもたこ焼きはくれなかった

・・・

そんな私の最大の気晴らしは

隣人の方との日に数分のおしゃべりだった

年は私より少し上くらいだろうか

ひょんなきっかけでお話しするようになった

お互いの不安やストレスを話した

でも・・

その方に私は詳しい事は聞かなかった

聞けなかった

私は自分の事に関しては聞かれたことは全て話した

その方は笑いながら話を聞いてくれた

その方はニット帽をかぶっている

母を見ている私はすぐに抗がん剤で髪の毛がないのだと思った

そして顔がむくんでいた

すごく良い気がしなかった

あのむくみは晩年の母のむくみに近かった

でも私はわざとらしいくらいそれには触れなかった

その方が体調の良い時だけ

話しかけていただいた時だけお話した

おおよそ体調がすぐれない感じだった

抗がん剤の副作用だと思う

その時はPCをいじるのも止めた

・・・

その方には綺麗な若い奥様がいた

毎日決まった時間に必ず来ていた

そしてたわいもない話をして

最後に

じゃまた明日ねぇ~

と言って帰っていった

それが毎日続いていた

帰った後にその方はいつも大きなため息をついていた

そのため息を聞くたびに私は胸が締め付けられた

そのため息は本当に悲しいため息に聞こえた

無念無念そう聞こえた

私は毎日毎日それを聞いていた

そしてそのため息が終わるとたいてい話しかけてきてくれた

妙に明るいテンションで話しかけてくれた

私は恐縮しながら言葉を選んで会話した

ある晩

夜中ベットしていると

カーテン越しにその方のすすり泣くような声が聞こえた

私はすぐさまPCを閉じて

耳栓をした

耐えがたかった

何とも言えない感情が私の心を支配した

母を思い出すからだろうか

それともその方の奥様の頑張って作っている笑顔と会話、その方のため息とすすり泣きが全てリンクし

ある種の結論を勝手に自分で考えてしまってその感情から逃げたかったのだろうか

その日私は朝まで寝れなかった

・・・

次の日もいつも通りの時間にいつも通りの明るい声で奥様はやってきた

いつもと違ったのは

奥様はその方の所に行く前に私の所に来てくださった

そして

笑顔で

いつも主人と話していただいてありがとう

これ(笑)



たこ焼きを持ってきてくれた

私はダメだと思う感情を我慢できなかった

昨夜のすすり泣きや、奥様の頑張った笑顔

全てが一気にあふれ出し

たこ焼きを受け取る手が震えて

そして涙が止まらなかった

号泣してしまった

奥様はびっくりして

どうしたの?

と心配そうな顔で言ってくれた

私はただただ

ありがとうありがとう

と連呼するしかなかった

その方もカーテン越しから

笑いながら

どうした~

たこ焼きに感動してるんかぁ~~

おもろいやっちゃなぁ~



その素敵な夫婦そろって笑ってなだめてくれた

私は

はぐはぐしながらたこ焼きをいただいた

正直味はまったくしなかった

・・・


そして退院当日

その方と奥様に挨拶した

二人とも最高の笑顔で喜んでくれた

その方が私に申し訳なさそうに話しかけてきてくれた

ん~~

あの・・もしよかったら

というかお願い!

たまに話し相手になってくれない?

私は即答した

たこ焼きもって見舞いに来ます

その方は笑ってくれた

でも奥様は目を真っ赤にしていた

私は泣きそうになったので

最後はそそくさと病室を後にした

・・・

・・・

・・・

煙草の味がおかしい

私は煙草の火をしつこいくらい丁寧に消し

コンビニを後にした

電車を待つ間もその事ばかり考えていた

来週か再来週顔を出そう

元気になってと祈ろう

・・・

私みたいな野郎にお気遣いしてくださった同志様感謝です。

私は生きさせていただきます。

そして

自分なりの幸せをつかみ取れるよう精一杯生きさせていただきます。

じゃ(*‘ω‘ *)














ぬこにメールしてやる
PAIZA CASINO


 
プロフィール

nukonuko1117

Author:nukonuko1117

心得


フリーエリア



bitcoincash-160x600.png